健康診断の基準

基準からはずれている

こんにちは、スージーです。
健康診断を受けると基準の範囲内なのにひっかかることがあります。
それは血圧。
最高血圧と最低血圧は基準の範囲内なんです。
問題は両者の差で、脈圧(みゃくあつ)というもの。
基準は40〜60で加齢により大きくなるそうです。
私の場合、40に満たないんです。

脈圧が正常ではない?

何ごとも「いいかげん」がいいんですね。
脈圧も同じ。
基準の範囲からはずれるとはどういうことなのか?
日本離床学会のホームページにあるQ&Aのなかに「Vol.281 【数値の裏を読む!脈圧異常と離床のリスク】」があり、詳しく説明されています。

質問
脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)が大きい場合と小さい場合の違いを教えてください。

回答
回答者:曷川 元、他 日本離床学会 講師陣

脈圧の正常値は40~60mmHgです。
まず、脈圧が大きくなる場合ですが、脈圧65mmHg以上で心筋梗塞や脳血管疾患のリスクが高くなるといわれています。
脈圧が大きい場合は、血管壁が硬く血液が流れにくい状態が予測されます。
大動脈の伸展性が低下した結果、拡張期血圧が上昇せず、脈圧が増大する、いわゆる動脈硬化と考えられます。
離床時に脈圧上昇を示している場合には、脳血管疾患・心疾患 など、急変を起こす疾患が隠れていることを考慮して進めることが大切となります。
反対に、脈圧が小さくなるのは心臓のポンプ機能が低下したときです。
たとえば血圧130/80mmHgならば脈圧は50mmHgですが、これが80/60mmHgとなれば脈圧は20mmHgなります。
この変化では心臓が半分以下の収縮、拡張しかしていないことになります。
この状態で離床を行うと、末梢および主要臓器への循環が障害され、ショック状態に陥る可能性があります。
そのため、他のバイタルサイン、フィジカルアセスメントも併せてアセスメントしながら離床の可否を決定することをお勧めします。
脈圧の大きい小さいだけではなく、その背景のリスクをイメージできるよう、普段から意識してみてください。

心臓の負担を小さくする

私は心臓が弱いのでこうなるそうです。
主治医から、毎日運動して筋肉を使い心臓の負担を小さくするようにと言われました。
そこで始めたのがウォーキング。
以前は40にも満たない状態でしたが、超えるようになりました。
継続は力なりですね。

ABOUT US
スージー
神奈川県在住。 子供の頃は身体が弱く、病院に通う日々を過ごしていました。具合が悪くなると食べられなくなるので、「治ったら食べよう」と思いながら料理本を眺めていました。 大学では栄養について学び、身体が食べた物で出来上がっていることを知りました。 どうすれば健康になるのか、気持ちよく生きるにはどうすればいいか、いろんなことに関心を向け、毎日を過ごしています。