冬野菜

寒さで甘みが増す

こんにちは、スージーです。
昨日、八百屋さんに行ったら白菜がまるごと並んでいました。
一番外側の葉が少々枯れている。
お店の人に「白菜はそろそろ終わりですか?」と聞きました。
するとお店の人が「まだ出るよ。霜枯れしているから見た目はよくないけれど甘みが増して美味しいよ。」と教えてくれました。

冬野菜とは

冬に美味しくなる野菜は寒くなると甘みが増すそうです。
農林水産省のホームページに「冬野菜」の記事があります。

冬に旬を迎える野菜って?
白菜、ほうれん草、大根といった、冬に旬を迎える野菜たち。冬野菜の特徴は、寒さで凍ることがないよう、細胞に糖を蓄積するため、糖度の高い野菜が多いこと。食べたときに、冬野菜は甘くておいしいと感じるのはこのためです。また、ビタミンやカロテンなどの栄養価を多く含む野菜は、免疫力を高め、風邪の予防にも効果があるといわれています。いいことづくしの冬野菜、煮物や鍋など、体が芯から温まる料理に使って、寒い冬を乗り切りましょう。

いろいろな冬野菜

この記事では主な冬野菜を紹介しています。

寒締め(かんじめ)ほうれん草
収穫時期 1月から3月
特徴 寒さに耐えるために葉に糖などを蓄える性質を生かし、冬の冷たい空気にさらすことで、通常より甘みを増したほうれん草。糖度が上がるだけでなく、ビタミン類の含有量も高くなります。葉や茎は縮んでしわしわで、色が濃く、味も濃厚です。

宮城 仙台白菜
収穫時期 10月から2月
特徴 宮城県内で栽培、出荷された、伝統種(在来の品種)と慣行種(品種改良されたもの)を仙台白菜といいます。伝統種には「仙台白菜」のシールが貼られ、白芯で葉が柔らかく、甘みが強いです。

福島 万吉どん
収穫時期 6月下旬から3月中旬
特徴 福島県出身で、日本の農業経済学の先駆者である斎藤万吉氏から名付けられた玉ねぎ。抗酸化作用のあるポリフェノールの1種、「ケルセチン」が豊富。糖度も高く加熱調理向きで、煮汁ごと食べるとケルセチンを吸収しやすいといわれています。

群馬 下仁田ネギ
収穫時期 12月から1月
特徴 一般的な長ねぎに比べて白根の部分が太く、短いのが特徴。生では辛みが強いが、加熱すると、とろけるような柔らかい食感になり、独特の甘みと香りがあります。

東京 練馬大根
収穫時期 11月中旬から12月上旬
特徴 青首大根と比べて長く中太りの形状が特徴の大根。肉質がしまり、乾きやすいことから、干し大根に適し、たくあん漬けとして有名です。根の先ほど辛みが強いため、大根おろしとしても人気です。

石川 金沢春菊
収穫時期 10月下旬から4月下旬
特徴 別名ツマジロとも呼ばれ、一般的な春菊に比べると、葉が広く柔らかく、甘いのが特徴。鍋はもちろん、クセのない独特の香りと柔らかさ、おいしさから、生のままサラダで食べるのもおすすめです。

京都 京壬生菜(きょうみぶな)
収穫時期 11月から3月(ハウス栽培ものは周年)
特徴 ほんのり辛子の香りがあって、昔から京漬物の中でも千枚漬けに添えられ、高級品として扱われてきました。油揚げとの煮物、サッとゆがいての和え物、サラダなど用途が豊富な京野菜です。

大阪 泉州(せんしゅう)キャベツ
収穫時期 12月から3月
特徴 大阪南西部・泉州地域のキャベツは、冬キャベツが主体。お好み焼きの食材や生食用として人気が高い「松波」という品種が中心。また、加熱してもくずれず甘みが増すため、煮込み料理にも最適です。

寒さで甘みが増した冬野菜。
日々の食卓で味わいましょう。

ABOUT US
スージー
神奈川県在住。 子供の頃は身体が弱く、病院に通う日々を過ごしていました。具合が悪くなると食べられなくなるので、「治ったら食べよう」と思いながら料理本を眺めていました。 大学では栄養について学び、身体が食べた物で出来上がっていることを知りました。 どうすれば健康になるのか、気持ちよく生きるにはどうすればいいか、いろんなことに関心を向け、毎日を過ごしています。