年の瀬

あっという間の一年

こんにちは、スージーです。
今日は12月3日。
今年も残すところ28日になりました。
年明けの寒さは厳しくなかった。
そのせいなのか、暑さは猛烈だった。
やっと一息ついたと思ったら、もう12月になっていた。

年の瀬とは

12月は何かと気ぜわしいですね。
のんびりすることが好きな私には好きになれない時期です。
年の瀬の大掃除なんて論外。
だからやりません。
そのかわり一年を通して少しずつ掃除をします。
そのほうがずーっと楽。
そもそも年の瀬って何?
ネットで調べたら、NHK放送文化研究所のホームページに「「年の瀬」はいつぐらい?」という記事がありました。

<解説>
国語辞典では「年の瀬」の意味を「年の暮れ」「年末」「歳末」と説明するものが多くあります。「年の暮れ」「年末」「歳末」は、1年の終わりのことを言いますが、いずれも、いつからいつまでを指す、とは言いにくいことばです。
ただし、次のように、やや日にちを限定して示すものもあります。
『日本大歳時記』(講談社・1983)では、「年の暮れ」について

12月になってからを言うが、また12月も押しつまってからをも言う。また、13日に正月の準備にかかる地方は全国的に多く、その頃から年の暮の実感が生まれてくる。たんに暮とも言う。(原文ママ)

と、時期を限定して説明しています。
また、国語辞典の中には「年の瀬」の意味を詳しく書いているものもあり、それを見ると「年の瀬」が具体的にどのぐらいの時期を指すのかがわかってきます。例えば、『新明解国語辞典第7版』(三省堂・2012)では

(それをうまく越せるかどうかが問題である)清算期としての年末

と説明しています。
江戸時代は、商品を買う場合に代金を後払いにする「掛け売り」が多く行われていました。「掛け売り」の支払いは、盆と暮れにまとめて払うことが多かったようです。『新明解』は「年の瀬」を、「掛け売り」の支払いをちゃんと清算して、無事に年を越せるかどうかが問題になる「年末」のことだと説明しています。

『岩波国語辞典第7版新版』(岩波・2011)には、
あわただしい年の暮れ(年越しをするのを川の瀬に見立てて言う)

と説明されています。
こうした辞書の説明などから考えると、「年の瀬」は「年越し」の時期を限定して使う場合もあり、12月の終わりに近い時期に使ったほうが、違和感がない、と言えそうです。

このほか、年末によく使われることばに、「押し迫る」「押し詰まる」があります。どちらも「近くなる」という意味合いです。辞書によりますが、次のような意味の違いがあるようです。
「押し迫る」は「間近に迫ってくる」という意味です。「年の瀬も押し迫る」など、「年の瀬の時期(年末の最後の数日間)が間近に迫ってくる」という意味で使われます。
一方、「押し詰まる」は、「年の暮れが近づく」という意味で、「ことしも押し詰まる」などと使われます。この場合は「年の暮れが近づいてゆとりがなくなってきた」というような意味になります。
「年の瀬も押し迫る」という使われ方から考えても、「年の瀬」は年末の最後の時期に使ったほうがしっくりくると言えそうです。

年末はのんびり過ごしたい

「年の瀬」は年末の最後の時期に使うとしっくりくるんですね。
でも、のんびり過ごしたっていいと思うんです。
それまで忙しく過ごしているんですから。
年の終わりだからこそ、のんびり過ごしませんか。

ABOUT US
スージー
神奈川県在住。 子供の頃は身体が弱く、病院に通う日々を過ごしていました。具合が悪くなると食べられなくなるので、「治ったら食べよう」と思いながら料理本を眺めていました。 大学では栄養について学び、身体が食べた物で出来上がっていることを知りました。 どうすれば健康になるのか、気持ちよく生きるにはどうすればいいか、いろんなことに関心を向け、毎日を過ごしています。