葛(くず)

寒い日にぴったり

こんにちは、スージーです。
先日1月6日は二十四節気のひとつ「小寒(しょうかん)」でした。
大寒(だいかん)は次の土曜日1月20日。
一年で一番寒い季節ですね。
こんなときは、からだの中から温まりたい。
私はときどき葛湯(くずゆ)を飲みます。
とろっとしいるので、とても温まるんです。

葛(くず)とは?

葛の粉を水に溶かし、鍋に入れて熱すればとろっとしてきます。
そもそも葛とはどういうものなのでしょうか?
廣人葛本舗のホームページに「葛の特性と歴史・文化」という記事があります。

「葛」の性質
「クズ」の和名は「クズカズラ」。昔の大和の國吉野郷国栖(くず)という地名に由来すると言われています。マメ科のツル植物で、日当たりのよい山野に育ち、初秋に赤紫色の花をつけます。温帯地方に広く分布し、晩夏から秋にかけて10メートル近くツルが伸び、大型の三枚葉が辺り一面を覆い尽くすほど生命力が強く、また、旺盛な繁殖力を持つ植物です。
晩秋、落ち葉が積もる頃、根のなかにはたっぷりと葛デンプンを蓄え、また、イソフラボノイドやダイゼンなどの成分が含まれていることもわかっています。

生命力が強い植物なんですね。

葛の利用

葛は葛湯だけでなく、料理やお菓子にも使われますね。

「葛」の利用
本葛(本くず粉)は、30年ほど育った根を砕き、繊維を何度も水に晒して葛デンプンだけを抽出して乾燥させたものです。昔から、葛もち、葛きり、葛湯など独特の味わい方があり、とろみをつける食材として和食に、また、フレンチやイタリアンなど洋食にも幅広く利用されています。そのほか、最近では介護食、離乳食、健康食として注目されています。
また、茎の繊維で葛布を織り、葉は家畜の飼料に、若葉は食用や葛葉茶にし、花を酒に入れると悪酔いしないという話もあり、昔から暮らしの中で利用、活用されてきた身近な植物であることがわかります。

寒い季節はとろみがある汁や蒸しものが美味しい。
お菓子はくずきりやくずもちもいいですよね。
葛湯はすりおろしたりんごを加えることが多いかな。
ほどよい酸味と甘みがいいんです。
美味しい葛湯でほっこりしましょう。

ABOUT US
スージー
神奈川県在住。 子供の頃は身体が弱く、病院に通う日々を過ごしていました。具合が悪くなると食べられなくなるので、「治ったら食べよう」と思いながら料理本を眺めていました。 大学では栄養について学び、身体が食べた物で出来上がっていることを知りました。 どうすれば健康になるのか、気持ちよく生きるにはどうすればいいか、いろんなことに関心を向け、毎日を過ごしています。